2018.01.16 22:12
今日はチューリップを買った。「春」という品種らしい。
細くとんがった花がとても軽やかで可愛らしい。
私は花が好きだ。すっと伸びる茎のライン。葉の翻り、ふくふくとした花びら表面の表情を見るだけでも飽きず、瑞々しい気持ちにさせてくれる。
特にチューリップは、好きである。
チューリップの花は、手で包み込むような形をしていて、そのコロンとした形はとても愛らしい。
しかしチューリップは可愛いだけの花じゃない、と感じたこともある。
チューリップの花の形状は、上が開口しており、中の空間を、上から覗くことができる。
チューリップの内部には雄しべ、雌しべがある。
雌しべを中心に6本の雄しべが生えている。まるで手が6本ある生き物のようにも思える、そこに私はチューリップに表面の可憐さとは違う、グロテスクさを感じた。
チューリップをグロテスクだと感じ、同時に思い出したのは花人、中川幸夫の作品「魔の山」である。
この作品はチューリップの花びらのみを固め、肉塊のようにも見える。
その時私は、花は生命感溢れ、可憐な存在だ。と思い込んでいたことに気づかされた。
チューリップのみならず、清潔で普遍的だと思っているモチーフは真反対のものと表裏一体だなということを実感した(628文字1時間10分)
昨日よりは中身あるかも・・・自分の考えていることや、形状を説明するの難しい・・・