2018.01.21 01:58
2日空くのはまずい・・・
何にしよう、東京にしようかな
私は東京の下町方面が少し苦手である。
理由は、受験を思い出すからだ。
私は受験のために一年、門前仲町に一人暮らししていた時がある。思う通りの結果が出ず、焦る日々だった。
正月明け、深川不動におみくじを引こうと向かった。
おそらくご利益があるだろうし、おみくじに励ましてもらおうとでも考えていた。
参道には甘酒を売る店や、角打ちで酒を飲む人など、下町の楽しそうな雰囲気でいっぱいだった。
私はそのアットホームな空気に疎外感を感じた。
新年を迎え、厳しい寒さながらも人々は笑いあい、話に花を咲かせている。
予備校でも、一人でも頑張れると思っていたが、皆で話している人の方がよっぽど楽しそうで、結果も残していた。
そのことを思い出しながら、鬱々とした気分でおみくじを引いた。
引いたおみくじには「月が雲に隠れてしまっている」と書いてあった。
解説には「本来の目標を見失ってしまっている、地道に努力すること。」と書いてあった。
まさに今の自分を言い当てられ、驚いた。
調べると、深川不動に祀られている不動明王は、強い願望を持つものに、その力を与える仏様らしい。
結局第一志望の大学には行けなかったが、またおみくじを引いたら今度はどんな言葉が書いてあるだろうか、ぜひ試してみたい。(521文字30分)